Mogicを味つけ -ブランディングメディア-

制作秘話

アイデアが形になったのは、エイプリルフールの3日前!~Adobeと生成AIのおかげで制作過程が圧縮できた~

2024.04.30

Mogicでは、エイプリルフール企画を毎年やっています。
ご存知ない方のために、これまでの作品をちらっとご紹介させていただきます。下記のリンクからどうぞ。

<歴代のエイプリルフールたち>

さて、本題に戻りまして。
今年のエイプリルフール企画を誰がやるのか……。例年通りにいかないのがMogicです。ブランディングに白羽の矢が立ったのは、年明け早々の1月間もない頃でした。

「時間がないぞ。動き出さなくちゃ。」と思いつつも、腰が重く、プロジェクトが動いたのは、それからしばらく経った2月初頭です。
1か月でアイデアを考えて、1か月で作ろう!と意気込みました。
ところが、蓋を開けてみたら、アイデアが煮詰まったのは、なんと3月27日(水)!
営業日で考えたら、エイプリルフールまでたったの3日間しかありません!
なんてことでしょう。くぅぅ。(涙)

それでは、短期間で駆け抜けた企画の裏側をお届けします。

生成AIさんと作った採用募集

今回の企画のネタは、生成AIさんの採用募集でした。
採用募集こそ嘘ですが、実は生成AIさんが既に活躍してくれていたのです。

<作ったもの>
・SNS用の画像
・採用ページのバナー画像
・プレスリリース

<使用したツール>
・Adobe Firefly
・Adobe Express
・Chat GPT

普段使ってるデザインツールは、主にFigma、Photoshop、Illustratorです。
いろいろなデザインツールがある中、AdobeのExpressが気になっていたので、せっかくの機会に試してみようと思いました。

AdobeのExpressは、生成AIさんは一部機能でありますが、メインはオンラインでさくさくデザインが作れる便利ツールです。テンプレも充実してるので、デザイン経験がない方でも簡単にさくっとデザインが作れます。しかも、チラシやポスターなどのDTPデザインから、SNS投稿用やバナーなどデジタルの制作物まで幅広く対応しています。

デザインツールは数あれど、豊富なテンプレからさくっと作れる手軽さに、今回は助けられました。
テンプレは検索で絞り込めるから、イメージに近いものを選びやすい!今回は「採用情報」で絞り込んで適当なテンプレを探してみました。テンプレを眺めているだけで、アイデアも思いついたりするので、助かります。

さらにサイズ展開も楽々!SNS用に、プレスリリース用に、バナー用に、と多数サイズ展開しました。これが本当に軽くて驚きです。オンラインなのにサクサク〜。
数字入れるだけでデータを保持したままサイズ変更して複製が作れちゃいます。これ、助かりました。色々なデザインツールを触ってきたつもりですが、この使い勝手はなかなかないかも。史上No.1かもしれないというくらい、非常に刺さりました。個人的感覚ではありますが、流れるようにサイズ展開できました。

画像はAdobe Fireflyを使ってみたけど……

ここからは生成AIさんの出番です。
メインで使う画像を生成してもらったのですが、う〜ん。正直これは難しかったです。

どちらかというと、最初イメージを作っていくときのプロトタイプ作りに活躍した感じです。こんな感じかな?と作ってみて、メンバーに見てもらい、率直なフィードバックをもらって、ブラッシュアップしていきました。最終的に方向性が固まったので、そこからはAdobe Stockさんでイメージに近いものを見つけ出し、デザインに挿入しました!

プレスリリースの原稿は生成AIさんと協奏してみた

プレスリリースの原稿作りではChatGPTにベースを考えてもらいました。でもやっぱり、まだまだ文章の違和感がぬぐえません。プロンプトの難しさを実感!最終的に文章は結構テコ入れをしましたが、ベースがあるだけでスピードが短縮できました。

アイデアを膨らますためのアシストをしてくれる

アイデアを可視化するまでの時間を大幅に短縮できたことが大きなメリットでした。とりあえずクオリティは足りてなくても、プロトタイプがあるだけで、作る過程でのコミュニケーションを促進してくれます。今回のアイデアを形にする上で、試行錯誤のサポートの役割が大きかったかなと思います。
その反面、やはり仕上げていくにはまだまだ根気が必要なので、ばっちりなプロンプトが打てるようになりたい!と強く感じたのでした。生成AIさんとのコミュニケーション技術を上げるにはもっと修行が必要なようです。

実際のプレスリリースはこちら