今年も作りました!
Mogicオリジナルカレンダー2022は、その名も「味わうカレンダー」です。
制作期間はおよそ5ヶ月。
アイデアで苦戦し、プロトタイプで苦戦し、最後の作り込みでも苦戦しました。
たくさんの地獄を味わいつつ、なんとか作り上げたカレンダー。
途中「今年はカレンダー配れないかも…」なんて心配をされつつ、それでもお届けできたカレンダー。
山あり谷ありの制作の裏側と完成したカレンダーを少しだけご紹介させていただきます。
11月になっても決まらない!!
カレンダーは7月から作り始めます。
最初はアイデアだし。
次にプロトタイプを作りながら、足したり引いたりを繰り返します。
今回はプロトタイプで試行錯誤しながら、まとまりそうであと一歩のところを何周もしたのでした。
完成だ!いや、なんか足りない。
今度こそ完成だ!むむむ、なんか違和感が。
こ、今度こそ…!と思ったけど、要素が多すぎて伝わらなーい!
こんな感じで七転八倒していました。
そんなこんなで気がつけばもう11月13日。
やっとカレンダーのテンプレートが決まりました!
そう。テンプレートが。
各月の作り込みが残っています!まだまだ未完成。
今回は各月の季節の風景や食べ物に言葉の持つリズムなど、さまざまなデザインを配置したので作り込みがとっても多いのです。
通常業務と並行しつつ、11月終わりまで作り込みをつづけました。大幅に出来上がってきたところから、さらに、入稿ギリギリ、時間の許すまでブラッシュアップです。
大変ですが、自分の作りたいイメージをとことん追求して仕上げられたので、とても楽しい作業でもありました。
苦しみながらもギリのギリまで作り直して、胸をはってお届けできるカレンダーとなりました!
モノづくり 地獄を通って なんぼです
ブランディング川柳
まるでおせちな「味わうカレンダー」
今回のカレンダーは、自分たちがやりたいことをほぼ全て詰め込んだ結果、「季節」「言葉遊び」「食べ物」を味わう、とっても食いしん坊なカレンダーになりました。おせちのように重箱にぎっしりです!
「季節」を味わう
Mogicの近くには石神井公園があり、自然豊かな環境です。
季節の移ろいや日常のささやかな変化を体感することは、クリエイティブにおいてとても効果的で、
「季節を味わう」ことは、Mogicが大切にしてることの一つです。
「言葉遊び」を味わう
言葉を知ると世界は広がります。
いつもは触れないような言葉を知ることで、普段の景色がより豊かになったら素敵だなと思い、季節にあった12個の言葉を厳選しました。
さらにリズムをつけて季節を表現した言葉遊び。実はこっそり、しりとりで各月がつながっています。
「食べ物」を味わう
Mogicは旬のものよく食べます。「季節を味わう」ことにも通じていますが、ただメンバーが食いしん坊なだけかもしれません。
でも、プライベートだとなかなか食べないようなフルーツやアートのようなスイーツなど、刺激をくれるものを積極的に味わって、日々の潤滑油になってたりします。
みなさんも、カレンダーを見ながら「お団子食べたい」とか「そろそろおでんの季節かな」と心をウキウキさせていただけたら幸いです
「すごろく」を味わう
裏面はなんとすごろくになっています。言葉遊びや季節のつながりだけでなく、実際につなげて遊べるものをご用意しました。その名も「七転八倒すごろく」。私たちのカレンダーづくりが体感できる仕掛けです。
プロトタイプの時に、我が家の子供たちと試しにやったところ、9歳男子はなかなかゴールできなくて大爆笑!5歳女子は振り出しに戻って大号泣!と、とっても大盛り上がりでした。
ぜひみなさんもお楽しみいただけたら幸いです!
「木製スタンド」を味わう
今回の木製スタンドも、前回と同じく国産ヒノキと杉の間伐材で作られたものをお届けしてます!
スタンドの仕様に少し改善を加えているのと、今回のカレンダーにちなみ、スプーンバージョンのロゴを焼印してます。
「体操の連続技」を味わう
表面で、季節の美味しいものをずっと食べている帽子の人。この人ずっと食べているので、裏面ではすごろく上で運動させようとなりました。食べたら動け!というわけです。
裏面では、実は体操の連続技を決めてます。ぜひご注目ください。
届けたい体験をカレンダーにこめる
制作過程ではいくつか大切なポイントがあります。
最初のアイデア出しとか、仕上げるところとか、制作物に直接関係するポイントももちろんですが、仕上げていく時のゴールの再確認が目には見えないけど一番大切だと作る度に思います。
ゴールの再確認。つまり、「誰に」「何を」届けたいのか、です。
今回、私たちが目指したのは、
ひとりでも、ご家族やパートナー、どんな形でも楽しめるカレンダーです。
置くだけで、書き込んで、毎月めくって、そして裏を見て。
いろんなタイミングで楽しめるように工夫を凝らしました。
私たちはWebサービスを作っている会社なのですが、Webサービスを作るときも同じです。
誰に、どんな体験を届けるのか。
できるだけ多くの人が、さまざまな環境で違う暮らしの中で、同じように豊かに感じてもらえるような体験を届けるために、いろんな軸で楽しめるクリエイティブをお届けしたい。
そのために、たくさん頭ひねってアイデアを考えつづけたいと思います。