こんにちは、デザイナーインターンのY.Mです。
今回、Mogicのトイレサインを制作しました。社内にはトイレが3箇所あるので、トイレサインも3種類です。
トイレサインと聞くと、赤と青の男女のピクトグラムを思い浮かべる人が多いと思います。では、なぜMogicのトイレサインは、トイレットペーパーや牛になったのか。制作の裏側をお話しします。
無機質な扉と、初めての大きなお仕事
入社して1か月ほど経った頃、社内の2階から4階までのトイレサインをカッティングシートで制作するという、初めての大きなお仕事を任せていただきました。
社内のトイレの扉は黒やシルバーの金属製です。Mogicの楽しげな内装とは裏腹に、無機質でどこか寂しげな印象でした。
「男女マークに縛られずに」
最初の課題は、アイデアスケッチを10個描いてくること。いろいろな方向から男女のトイレマークを考えて持っていきました。

ところが、社員さんからは「今度は男女のマークに縛られず、どこまで遊べるか試してみてほしい」というフィードバック。男女マークがだめというわけではなく、どこまで遊べるかを試すための制約です。こうして、再びアイデアスケッチ制作に戻りました。
しかし、ここからがとても長かったのです……。
「男女マークを使わないトイレマーク……遊び心ってなんだろう……?」
考えあぐねて、完全にドツボにハマってしまいました。
偶発性とザラつき、そして落書き
社員さんに相談したところ、Mogicのブランディングでは偶発性やザラつきを大事にしていて、それがMogicの遊び心につながっていると教えていただきました。
「職場にこんなものがあったらいいな、っていうのを考えてみるといいよ」
そうアドバイスをもらい、気負わず落書きから始めてみることにしました。
自我の芽生えたトイレットペーパーや、使い切ったトイレットペーパーの芯。いろいろ描いているうちに、「トイレットペーパーが自分で巻きを直していたらおもしろいかも……!」と、だんだん楽しくなってきました。

トイレットペーパーと、牛と、男女マーク
この落書きがそのまま1つ目のトイレサインになりました。手足の生えたトイレットペーパーが、ほどけてしまった自分の紙を抱えて、せっせと巻き直しています。
2つ目は牛です。よく見ると、ぶち模様が「TOILET」の文字になっています。牛の鳴き声は「モー」。これを「Mogic(モジック)」にかけました。
3つ目は、男女マークをベースにしたデザインです。「TOILET」の文字を頭に見立てて、足元には葉っぱを添えました。
貼られて、使われて
完成したカッティングシートは、自分の手で扉に貼りました。

自分のデザインがリアルな形になり、実際に誰かに使われているのを見ると、何度も悩んだ分、いつもの制作より大きな達成感がありました。
おわりに
大学の課題では、課題を解決するにはどんなデザインがいいかを考えることが多く、純粋に自分の心が動くものを追求する機会は少ない気がします。
誰かの心を動かすものづくりは、まず自分の心が動くところから始まっている。そんな学びを得た、貴重な経験でした。









