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ブランディングのお仕事

始めることで動き出す小さなプロジェクト!ラジオ企画でやってみました

2025.09.17

「ラジオ企画、始めました」と言うと、「どこで聴けるんですか?」と聞かれそうですが、実は今のところテキストで進めています。

音声で届けたい気持ちはあるけれど、まずはテスト的にテキストで形にしてみる。これが私たちの「小さく始める」アプローチです。

「どうでもいい話」のラジオ企画

この企画、正式名称はまだないのですが、広報担当と従業員が一対一で雑談するというゆるい内容です。仕事に関係のない話で、本当にプライベートの話だったり、どうでもいい話ばかり。

「特に意味のなさそうな企画の軸を小さく作るのが楽しかった」というのが、この企画を始めた時の正直な気持ちです。ビジネス的な意味や効果を求めすぎず、ただ純粋に「面白そう」という気持ちから生まれました。

雑談の収録は着々と進んでいて、プロトタイプもできています。ゲストで来てくれるメンバーが喜んでくれるのが印象的で、この反応を見ていると、企画の手応えを感じます。

音声への憧れとテキストの現実

音声で届けたい理由
音声は文字や写真だけじゃ届けられないものが届けられそうで。声のトーンや間、笑い声など、テキストでは表現しきれない空気感があります。雑談の良さって、まさにそういう部分にあるんじゃないでしょうか。

テキストを選んだ現実的な理由
でも、テキストならすぐにアウトプットできるから。音声だとプラットフォームから選ばなくちゃいけないし、配信方法、音質、編集など考えることが一気に増えます。

理想と現実のギャップは、言語化しながら優先するところを一つに絞っていく感じです。むしろクリアになっていくという感覚。「音声で届けたい」という理想は残しつつ、「まずは形にする」ことを優先しました。

デザインはこれから

現在はプロトタイプができている段階で、デザインはこれから。収録した雑談をどんな形でテキスト化するか、どんな見せ方にするか、まだまだ試行錯誤の段階です。

でも、この「まだ完成していない」状態が、むしろ心地よかったりします。完璧を目指さず、少しずつ形を作っていく過程そのものが楽しいんです。

小さく始めることの意味

このラジオ企画以外にも、私たちは「小さく始める」アプローチを大切にしています。大きな理想を掲げつつも、実現可能な小さなステップから始める。

完璧を求めない勇気
音声配信の完璧な環境を整えるまで待っていたら、いつまでも始められません。テキストでも企画の本質は伝わるし、何より「やってみる」ことで見えてくるものがあります。

段階的な進化
テキスト版で手応えを感じたら、次は音声版に挑戦するかもしれません。あるいは、テキストの良さを発見して、そのまま進化させるかもしれません。始めてみないと分からないことばかりです。

楽しさを優先
「特に意味のなさそうな企画の軸を小さく作るのが楽しい」——この気持ちを大切にしています。効果や成果を求めすぎると、企画の自由度が下がってしまいます。

理想と現実のバランス

音声で届けたいという理想を持ちながら、テキストで始めるという現実的な選択。このバランスを取ることで、企画が前に進みます。

理想だけ追いかけていたら、準備段階で止まってしまう。現実だけ見ていたら、つまらない企画になってしまう。両方を大切にしながら、優先順位をつけて進めることが「小さく始める」ことの本質だと思います。

始めることから見えるもの

ラジオ企画を通して改めて感じるのは、「始めることで見えてくる景色がある」ということです。企画段階では想像もしていなかった発見や、ゲストメンバーの意外な一面、テキスト化する際の工夫など。

音声でもテキストでも、大切なのは「どうでもいい話」を通して見えてくる人の温かさや面白さなのかもしれません。

まだデザインも決まっていない、プラットフォームも未定のラジオ企画ですが、小さく始めた一歩が、きっと面白い方向に進んでいくはずです。完成したら、ぜひ「どうでもいい話」を聴いて(読んで?)みてください。