Mogicを味つけ -ブランディングメディア-

ブランディングのお仕事

伝わる空気感、伝わらない真面目さ!「いつものMogic」を届ける工夫

2025.10.29

ブランディング活動を続けていて、いつも感じることがあります。それは「伝わるものと伝わらないものの差」です。

新しく入ってきた人から「イメージ通りでした」と言われることが多く、会社の雰囲気は確実に伝わっている実感があります。でも同時に、「何をしている会社なのか」「真面目に取り組んでいること」はなかなか伝わりにくい。

今回は、そんな「いつものMogic」を伝える難しさと面白さについて、お話しします。

「いつものMogic」ってどんな雰囲気?

笑い声がよく聞こえてくる職場です。雑談が多くて、反対にものすごく静かな時もあります。メンバーや組み合わせによっても雰囲気が変わったり。

トレンドはよく変化するけれど、いつも何かしらのムーブメントがある。そんな流動的で、でもどこか一貫した空気感が「いつものMogic」です。

固定された「らしさ」というよりは、常に動いている状態そのものが「Mogicらしさ」と言えます。

伝わっているもの:会社の空気感

不思議なことに、この「つかみどころのない雰囲気」は意外と伝わっています。

新しく入ってきた人から印象を聞くと、ズレがないと言われることが多いんです。「思っていた通りでした」「イメージ通りの雰囲気ですね」そんな言葉をもらうと、ブランディング活動が機能しているのかなと実感します。

社外の人からも「Mogicらしいね」と言われる瞬間があります。壁画を描いてもらうような取り組みや、常に新しいチャレンジやものづくりをしている姿勢。そういった「動き続けている感じ」が、Mogicらしさとして受け取られているようです。

伝わりにくいもの:真面目さと事業内容

一方で、なかなか伝わりにくいものもあります。

それは、真面目なところや何をしている会社なのかという部分。楽しそうな雰囲気は伝わるけれど、その背後にある真摯な取り組みや、具体的な事業内容はいまいち伝わっていない実感があります。

笑い声が聞こえてくる職場だからこそ、地道に積み重ねている仕事の話は埋もれてしまいがち。新しいチャレンジが目立つ分、日々の真面目な業務は見えにくくなってしまいます。

外部に伝える時の工夫

このギャップを意識しながら、いつも気をつけていることがあります。

それは、内輪ネタにならないようにすること。社内では当たり前のことも、外部の人には全く伝わらない可能性があります。だからこそ、伝わりやすい文脈を考えるようにしています。

「これ、社内では面白いけど、外から見たらどう見えるかな?」そんな風に考えながら、コンテンツを作っています。

このギャップがあることの面白さ

伝わるものと伝わらないものの差。これは、一見すると課題のように思えます。でも、この差があることが、実は面白かったりします。

雰囲気は伝わるけど、全てが伝わるわけではない。だからこそ、「実際に来てみたら発見がある」「入ってみたら意外な一面がある」という余白が生まれます。

完璧に伝えすぎないことが、かえって興味を持ってもらうきっかけになるのかもしれません。

伝え続けることの意味

それでも、伝わりにくい部分を伝えようとする努力は続けています。

真面目に取り組んでいること、具体的な事業内容、地道な仕事の積み重ね。これらを楽しい雰囲気と一緒に届けられないか、日々試行錯誤しているところです。

すぐに結果が出るわけではないかもしれません。でも、少しずつ、「Mogicって楽しそうだけど、ちゃんと仕事してるんだな」と思ってもらえたらいいなと。そんな気持ちで発信を続けています。

「いつものMogic」は変わり続ける

結局のところ、「いつものMogic」は固定されたものではありません。

トレンドは変わるし、メンバーの組み合わせで雰囲気も変わる。いつも何かしらのムーブメントがあって、常に動いている。その変化し続ける状態こそが「いつものMogic」なのかもしれません。

だからこそ、伝える側も変化し続ける必要があるのかなと思います。今伝わっているもの、今伝わりにくいもの。それを意識しながら、発信の方法を工夫していく。

完璧に伝わることを目指すというよりは、「伝わる部分」と「実際に見てもらって分かる部分」のバランスを取りながら。そんな風に、「いつものMogic」を届け続けていけたらいいなと思っています。