デザイナーインターンのS.Hです。今回は来客用の入館証製作についてご紹介します。
上の写真が実物です。どんな印象を持たれますか?普通の入館証などとは全然違いますよね?たった1枚の紙でも、なんだか楽しそうな印象が伝われば嬉しいです。
記念すべき最初の大きな業務、入社1ヶ月で任された仕事
入社して1ヶ月経った頃、来客用の入館証のデザイン制作のお仕事を任せていただきました。社員さんからリニューアル前のデザインを見せてもらったのが始まりです。
手に取ってみると、スマホのチャット画面のようなレイアウトにうぉんじまさんも登場していて、自由で遊び心が満載でした。「アンケート用紙のようなもの」を想像していた私はとても刺激を受けました。
その後の打ち合わせで、Mogicらしさが伝わる、話題のネタになるような面白いものが良いとわかりました。
これらのことを元に10個程度モチーフ案を考えてくる宿題をもらい、実際に私は20個の案を考えてきました。この時は打ち合わせで決まったことから外れていても、とにかくたくさん考えるということを念頭において制作していました。アイデアをどんどん発散させて、最終的に来客の方に楽しみながら書いてもらえそうという理由から、漫画モチーフの案に決まりました。


漫画モチーフ決定!しかし、ここからが地獄の始まり……
無事にモチーフが漫画に決まり、制作がスタートしました。しかし、ここからが地獄の始まりでした。
漫画を元に、さらにストーリーが違う3つの案を出しました。少女漫画や少年漫画など色々試行錯誤しましたが、どの案もしっくりきませんでした。さらに「漫画」から少し外れて「漫画風・コミック風」のモチーフで制作を続けました。具体的には、吹き出しだけを使って抽象的に表現したものなどです。しかしそれでも納得のできるものは作れませんでした。
焦りながら制作し続けた結果、手詰まりになってしまいました。
最終的には社員さんと話して1度モチーフを白紙に戻すことに。ほぼ振り出しに戻るこの瞬間、絶望しかありませんでした……。「本当に終わるのか」「また行き詰まるのでは」と不安でした。
もう同じ失敗はしたくない!と強く思い、この入館証の"役割"そのものを深く考え直すことにしました。
その結果、「Mogic独自の面白さが伝わること」「お客様を歓迎する気持ちが伝わること」が大事なんだと再確認できました。
漫画からトラベルノートへ
ここからモチーフを思い切ってトラベルノートに変更しました。
トラベルノートとは、旅の思い出をグラフィカルにまとめていくノートのことです。「ここに来た」「こんな体験をした」というワクワクが詰まった表現ができます。Mogicを訪れたお客様が、自分で書くのも楽しいし、歓迎の気持ちも伝わる、そんなイメージを元にモチーフを決めました。
この方向性に決めてからは個人的にも作業がしやすく、まとまってきた印象がありました。さらにMogicらしさや歓迎の気持ちを散りばめ、フィードバックをもらいながら無事完成することができました。
デザインが現場で役立つ喜び

実際に来客の方がこの入館証を使ってくださったと聞くと、嬉しい反面「ちゃんと使いやすかったかな」と少し緊張します。でも、自分のデザインが実際に現場で役立っているということが、とてもうれしく達成感を感じています。
大学の課題は期限が決まっていて、良くも悪くも悩み続けるという経験がしにくい環境だと思っています。今回のプロジェクトは、一つのデザインを深く、長く考え続ける初めての機会でした。大変でしたが、それ以上に喜びが大きく、本当に良い経験だったと感じています。






