ブランディングプロジェクトに参加している うぉんじまです。
いつも次のディスプレイはどうしよう……次の仕込み、その次の妄想と考えを巡らせていると過去はどんなことをやっていたかがうろ覚えになってきます。今更ですが、振り返ってみようと思います。
2021年は、ディスプレイにも本格的に力を入れてみようと、新たな挑戦をしてみることになりました。
その1つが、2月にやった赤の世界です。
Mogicのロゴでも使われているMogicカラーの赤を使って、バレンタインデーにも絡めて「愛」を表現することにしました。どうせなら、徹底的に赤にこだわろう!と、背景もあらゆるパーツもとことん赤でそろえました。
作っている過程で、ただ赤いものを置いているだけでいいのか……という想いに至り、究極な赤い部屋に住んでいる人はどんな人だろうと妄想を続けました。そこで浮かんできたのが、フランス映画の巨匠 ジャン・リュック・ゴダールです(それは、もう勝手に)。ゴダールが、愛する女優 アンナ・カリーナ にラブレターをしたためている部屋という設定になりました。
こんなところに苦労しました
- 予算内で納得できるものを探すところ
- 背景の赤い布をいかに落ちないように展示するか
(吊り下げ部分に穴あけパンチで穴をあけ、グルーガンで穴を補強したり……)
人知れずこんな悲しいこともありました
- 会議室に置いてあるイスが使いたく、エンジニアの会議中に勇気を振り絞ってノックをし……冷たい視線を受けながら採寸をさせてもらう
人知れずこんなところにこだわりました
- 小道具の手紙をゴダールがアンナに書いてる風なフランス語の手紙に仕上げた
(一応、ネットで愛を伝えるフランス語の文章をもってきたり) - ひたすら赤いものを家中から持ってきた
(ブランディングメンバーにも一部持ってきてもらいました) - とことん赤のワントーン で統一
- 魔除けや病気予防のためのお守りの「フルーツポマンダー」を手作り
いろいろありましたが、嬉しいこともありました
- 赤一色でインパクトが強かったのか、反響があった
- 石神井辺りでじわじわ知名度が上がったらしい
- ギャラリーみたいだねと言ってもらえた
時々、こんなことをしている意味があるのかわからなくなることもありますが、社内の人たちがおもしろがって見てくれたり、通りすがりの人たちが立ち止まって見てくださるのを目撃すると次もがんばろか……と奮い立たせています。
妄想を繰り返ししてアウトプットして、スルメのようになることもありますが、休みの日にいろんなものをたくさんインプットしては、ぎゅーぎゅー絞り出してます。毎回、あわあわジタバタです!